夢士のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
岩陰の一叢芒霜枯れて川霧凄き谷の夕暮れ
9
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河のほとり
鳥の声もまれなる冬の深山路はわれより他に行く人もなし
19
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成瀬山水
灯火を持たぬ小舟ぞかなしける燃え落つことも叶わぬ旅路
13
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へし切
赤々と月だに燃へる夢のあと 吾老たれど来べき恋かは
17
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芳立
いが栗の落ちくるもみなことわりと知らで植ゑむら樹を伐らぬとは
4
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秋日好
見降ろした望月欠けて近くなる 窓枠の横 顔覗かせる
6
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詠み人知らず
お社を囲みそびえぬ木々の群れ陽をさえぎりて鳥の啼きなむ
6
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成瀬山水
冬深く隣の人は姿さえ記憶にあらじ灰色の夜
9
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詠み人知らず
愛したり赦すことから始めれば 母なる自然 わたしを守る
14
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みやこうまし
雪の街 全体主義の悪夢にて その均白に恐れを抱く
14
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みなま
酒好きの夫懐かしむ白猫は自棄酒の吾に嬉々と寄り添う
16
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月虹
詣でれば皆一様に深き顔願う先には清き陽光
27
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ながさき
慈悲こそが 無慈悲の社会 救う道 慈悲は苦を抜き 楽を与える
17
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詠み人知らず
哀しみを凍てつく川に流せれば抗いもせず水底沈む
14
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成瀬山水
作り置き未だ減らない鍋の中美味には遠し一人のカレー
9
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詠伝
内側に何度も好きをすり込んだ立体マスクを形見にどうぞ
10
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只野ハル
巡り来る最後のチャンスミクの歌声金星にきっと届くよ
8
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只野ハル
神主の祝詞終りて巫女の舞白木の床を滑る白足袋
9
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香月
こぼれゆく涙拭いし白衣の汚れし袖もいまは仕舞へど
4
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半格斎
降りしきる雪の深さにおののきてただ排雪をする日曜の朝
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