夢士のお気に入りの歌一覧
己利善慮鬼
車内灯うつらうつらと鳴く夜の旅客は誰も行く先のなし
4
もっと見る
恣翁
鼻水を啜り上げつつ 熱々の汁粉食む子ら 笑みて見遣れり
16
もっと見る
ふきのとう
明け方に夢に現る姑の穏やかな顔は瞼にのこりて
8
もっと見る
只野ハル
総合のニュース終りて教育の短歌番組ぼんやりと見る
9
もっと見る
己利善慮鬼
朝霧の絶えて久しき身となれど我が端袖は未だ漬つるやも
5
もっと見る
月虹
北北西六メートルで吹き抜ける風の声音も歌に変えたい
27
もっと見る
粕春大君
小望月涼しき夜をまつの葉につゆこそ見えね野辺の秋風
27
もっと見る
粕春大君
紅の風の小舟の渡る瀬に暮れゆく秋の泊をぞ見る
13
もっと見る
粕春大君
由もなき大御饗のみ奇しけれやがて竈の火気も立たねば
9
もっと見る
粕春大君
わたの原沖辺にわたる白舟の波さへ朱き御社の影
15
もっと見る
芳立
励ましかさては咎めか寒風に洗はれまさる星のひかりは
11
もっと見る
秋日好
表現と表現力を重視する文化の国のペンは折れない
12
もっと見る
ふきのとう
店頭に並ぶ真烏賊は黒々とさしみにせむと迷わず選ぶ
11
もっと見る
月虹
飛び乗ればふわり彼方へ行けそうな雲 山脈の如く連なり
27
もっと見る
詠み人知らず
晴れ着きぬ女子の振り袖風にゆれ寒々しくも初々しきぞ
3
もっと見る
詠み人知らず
寒いねと吾の手さすり笑む人に母の面影かさねてみたり
24
もっと見る
ふきのとう
ちらちらと小雪舞うなか寒空は泣きだしそうな灰色をして
15
もっと見る
紹益
君たちに 我らが老後 託したよ 頑張ってくれ 新成人よ
17
もっと見る
詠み人知らず
杣人の斧の音こそ絶えにけれ深山に響く雪の下折れ
9
もっと見る
詠み人知らず
訪ねゆくかひこそなけれ三輪の里しるしの杉の雪の下折れ
4
もっと見る
[1]
<<
1241
|
1242
|
1243
|
1244
|
1245
|
1246
|
1247
|
1248
|
1249
|
1250
|
1251
>>
[1488]