夢士のお気に入りの歌一覧
やひろ
手をのせて 君はいいねと月が降るいちばん遅く 朝がくる街
9
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詠み人知らず
冷めぬのは高炉に落ちる銑鉄が 含有してる男等の汗
8
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紹益
あちこちの 窓から漏れる 灯火に 誰を待つのか 一人暮らしが
18
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美津村
感謝の言葉は大袈裟にして述べておく子に祝われるはなにより嬉し
7
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へし切
亡き父に 面も声音も癖さへも似てくる吾を見 老ひし母笑む
24
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半格斎
むきリンゴ透きとほる香ぞ立ちこめて家族で取り合ふ炬燵の上で
11
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矢車菊
ひとすじの飛行機雲を見上げたら少し力を抜いて進もう
9
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成瀬山水
ビルとビル泳いで渡る鯨雲空を蹴り蹴りその背に乗らむ
11
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月虹
一本の大樹とならむこの場所で凛と根を張り枝葉を伸ばす
27
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月虹
君に詠む千の歌の葉集めれば心彩る 花束となる
27
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香月
勇ましく儚く散りゆく夢なれど想ひ確かに紡ぐ夢なり
10
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へし切
妹しのぶ侘びしき庵の恋しぐれ こころの空にかかる雲かな
22
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秋日好
皺よりて粉のふきたる干し柿も春の訪なひ夢見て眠る
10
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己利善慮鬼
木漏れ日のベンチに座る昼下がり遠く椿の赤き麗し
6
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矢車菊
重さゆえ畳んでしまう背のつばさ畳んだこともやがて忘れて
9
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矢車菊
言ひかけて言はざりしことの正しさを求め続ける旅かもしれず
17
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詠み人知らず
紅色のセーターに咲く六つの花そっと触れればたちまち消える
13
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ふきのとう
好物のおでんの鍋をのぞきては待ちきれぬ夫はつまみ食いする
18
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紹益
学び舎の 統廃合を 進めると 母校なくした 寂しさ知らず
19
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みなま
日没の東の空にあらわれた水色の天使何を裁くか
8
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