夢士のお気に入りの歌一覧
己利善慮鬼
逢瀬にも住まうふたみの貝は果て冬の鏡に君は映らじ
6
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詠み人知らず
もの思う心はいつも枯れすすき寂しからずや愛のなき日々
14
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詠み人知らず
引かぬ熱、控えなさいと医者の言う 酒と煙草とシャワーと仕事
19
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ながさき
今日もまた みぞれ混じりの 雨が降る 街も野山も 灰色の雨
15
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只野ハル
漱石の書く下女の如き心持ちする曇り日の台所で
9
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へし切
せわないと優しくつつむ母のいて小鷹はやがて空へ羽ばたく
18
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矢車菊
薄れゆく記憶のなかのくちづけはあの蒼穹の白き三日月
8
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愚と楽
うたのわのうたでこころにいろをつけ 少し体温上げて生きたい
17
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愚と楽
重い空 枯れ木が風に吹かれている 厚いガラスのつくる温度差
5
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成瀬山水
夢に消ゆ君とハモった青春歌今も鼻歌思い出を聴く
11
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ながさき
黄昏の 夕焼け色は 幼き日 ビー玉に見た 懐かしの色
23
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芳立
来るひとのなき春ばかりかさね着の色目もあだになにを待つらむ
10
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小林道憲
柴の戸に犬の吠ゆるを聞きいたり吹雪の中を人帰るらし
17
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詠み人知らず
見上げれば雲ひとつ無き青い空鳩の群れてはひろびろと翔び
3
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詠み人知らず
湯けむりの露となりては雫たれ硫黄の匂う温泉に入り
4
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恣翁
旅人よ 昔のことを問ふ莫れ 湖は城址に尽きて南下す
16
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詠み人知らず
陽のぬくみ求めて猫の丸まりて邪魔する者の誰もいぬ場所
19
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西村 由佳里
思い出が私を離れ床に舞う小春日和の美容院にて
10
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河のほとり
未だしきに花なき峰の木々の間に入日ほのめく春の夕暮れ
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詠み人知らず
無意識に今このときに在ることを 奇跡のほかに説明できず
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