夢士のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
金柑を皮をむかずに煮たぎれば母の作りし喉ぐすりかな
5
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詠み人知らず
青に白、痛い空気を切り裂いて ひこうき雲の伸びる厳冬
10
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詠み人知らず
大和の地、四季のありては草花の季節に咲いて、枯れても季節
5
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秋日好
鴨緑江 北の大地に萌え出でてラインを越えて戻った七歳
9
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秋日好
するそいね 祖母の声音が蘇る長州女の静かな戦い
13
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西村 由佳里
ちりりんと鈴を鳴らして今日も行く雨や雪にも負けぬ坂道
7
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成瀬山水
トントンと料理の音を聴きながら本を読むのが一番の贅
9
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只野ハル
指先で露に曇れる窓に描く相合傘に雫の伝う
13
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河のほとり
花もまだ咲かぬ梢に光そへて心あるべき雨の露かな
21
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ながさき
日本の 国民こそが 主権者で 一部の人の 国では無い、と
12
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矢車菊
星々を指で結んで伝えようきみにつなげる命のことを
13
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みなま
現し身は失せど電脳世界には歌声響く内なる宇宙
11
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芳立
今やまたたのみはせまし梅さかば契りもおかぬひとが訪ふなり
3
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半格斎
定年を過ぎて二文字増すと言う きょうから契約社員なりけり
20
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芳立
鬼打ちのさきに買ひたる豆を食むまだとなりにも春は来ぬかな
10
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己利善慮鬼
枯れ木にも咲くなり白の花々は雪ともつかぬ疾と消えにけり
4
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想野
登校の子と手をつなぎごみを出すその手のひらの小さきを愛す
12
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秋日好
萩の土 手のひら汚し焼き上げた小皿を前に若さを思う
7
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秋日好
大海人と額田の歌もかりそめのうたあはせの中見えた真実
6
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詠み人知らず
人と我痛みの違ふ身体なりせめてこころはともになりたし
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