夢士のお気に入りの歌一覧
浅草大将
異教徒の我とて祈る泣く者とともにあらあの神のこころを
14
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片井俊二
あたたかき冬の日差しを背に受けて並木道ゆく春をさがして
9
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へし切
囚われし吾子の命を乞ふ母の思ひよ届け世界の空へ
22
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半格斎
見間違ふ雲か霞か粉雪の舞ひ散る小枝に六角の花
7
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半格斎
野分け 雪 ないふる 無ければそれでよい 移り住みたや西方の國
7
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都詩
リュウマチに曲がりて冷ゆる母の指わが両の手にそつと包みぬ
12
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詠み人知らず
電線に残る大きな雨粒が ぽとりと落ちて海へと急ぐ
17
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都詩
新春の光を受けてやわらかにフリル広げるシクラメンの花
15
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詠み人知らず
雨降れど傘の無きゆえ走りゆく人の多かりにわか雨かな
4
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詠み人知らず
睡蓮もモネが描けばひかり満ち仏のおわす浄土のごとし
6
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秋日好
をしどりの伴侶を荒瀬に留め置き葦によりたる雌もすさまじ
11
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香月
寒々と微かに揺れし面影の手を伸ばせとて春はまだ来ず
6
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ながさき
敗戦の 犠牲の上に 勝ち取った 尊い「憲法」 日本の誇り
13
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成瀬山水
夜も早く手持ち無沙汰に一人飲み傾く酒の冷えに震えて
8
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紹益
青白く 天狼星が 輝いて 寒さ一入 明日も晴れる
18
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矢車菊
言葉とは真に儚きものなれば壊さぬやうに歌に残さむ
11
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只野ハル
枯れもせず冬を越しゆくオキザリス狭庭覆いて我が手に余る
12
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芳立
ぬばたまの闇にしひとり立ちたればわれをゆるさぬ北風のふく
4
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都詩
必ずや来たる別れを思いつつしばし聞きいる父母の寝息を
19
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都詩
義歯をはめ補聴器付ければ「人心地ついた」と父は屠蘇の杯取る
7
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