夢士のお気に入りの歌一覧
只野ハル
切り抜いた時の気持ちを思い出すスクラップブックをめくる夜
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河のほとり
うらやまし波の白きを花と見て時なくすさぶ沖つ舟人
15
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へし切
うらぶれて心もこほる寒き夜は人肌恋し母のぬくもり
23
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己利善慮鬼
氷雨降る月は隠りて立ち去りて濡れて光を映す眼差し
3
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詠み人知らず
谷底に寄り添うような家々の 屋根の下にはそれぞれの湯気
20
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詠み人知らず
カタツムリ歩みの遅きそのゆえに棲める地も種もさまざまになり
4
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みなま
娘らの為に粉こねクッキーを焼けばたちこめる家族の匂い
15
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詠み人知らず
虹の出て陸橋上る幼子のにぎわう頃に虹の消えゆき
6
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ながさき
竹トンボ 竹を切りだし 小刀で 日がな一日 遊び呆けて
21
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浅草大将
春来ぬと聞けば色香もひさかたのあめに甘きの匂ふから梅
12
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只野ハル
繰り返す晴雨寒暖春思う頃に似れども未だ梅も見ず
9
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ふきのとう
大空に紙飛行機を飛ばす子の心に刻む父との時間
19
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へし切
懐かしき 男の子の自慢 肥後の守 昭和の記憶 遠く消へゆく
19
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成瀬山水
仲間内酔いを過ごした帰り道骨寒けれど心は温し
7
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河のほとり
さもなくは春とも知らぬ山里の垣根に梅の花咲きにけり
17
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芳立
春日なる山よりわたる月さして砂の檻にも暦こそあれ
7
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へし切
春を待つ夕暮れ淋し冬の空こころもしのに沈みゆくかな
20
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秋日好
何十年訪れていない滝の絵が検索できる不思議な時代
9
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ふきのとう
マネキンの淡きピンクのセーターは春満開の桜に見ゆゆ
10
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詠み人知らず
憔悴の頬にもいつか笑みこぼれ細き枝にも蕾みをつける
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