夢士のお気に入りの歌一覧
小林道憲
この世にて見し有様のあさましき身の恨みなる修羅の苦しみ
9
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詠み人知らず
早咲きの菜の花の地に雪が降りきざしとなごり波うつ浜ぞ
4
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詠み人知らず
窓辺から斜めに入る陽を受けて本読む午後のちいさな幸せ
17
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ながさき
残忍な 悪魔の化身 跋扈する この人の世を 平和の星に
15
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半格斎
ものうげにみゆる雲間にさす陽かな 飽くなき生業その終はるころ
7
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片井俊二
初雪の降り残したる木の陰に冬になれない冬はたたずむ
6
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紹益
白梅に 続き紅梅 咲き始め 天神様の 映える境内
22
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富鴨
未だ蕾む桜は何処か媚びていて空虚な日々がまたひとつ過ぐ
15
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詠み人知らず
遠い夏ラジヲ体操せみの声 いちばん母が仕合せな頃
16
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へし切
罪の無き人を殺める大義など争ふものにあるべきもなき
22
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へし切
今日の日は愛妻の日と語呂あわせ愛していると言葉にしよう
20
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へし切
しんしんと雪降る野辺の雪仏 行き交ふ人のこころ和める
24
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風花
呼び止めるくせに止まると警戒する 苦難隠せぬ野良の沈黙
8
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詠み人知らず
小夜ふくる佐保の河原の風寒み凍れる月に千鳥鳴くなり
6
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月虹
雨上がり夜空に星が瞬いてこの星空を届けたくなる
61
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矢車菊
目に見えぬものを信ずる強さにて胸に手を置く横顏ありき
12
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みなま
雨ふれば木々の花芽のみたされて春を待ちおり開く日まぢか
14
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芳立
おともなくただふる雪にしらまゆみ春はちかしといかにおぼえむ
9
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都詩
風を受け地を蹴り飛びぬ天空へグライダー背にきみ鳥となる
14
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都詩
濃き薄きみどり重ねて山深し我の絵心を揺さぶるように
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