青き銀椀のお気に入りの歌一覧
灰色猫
強くあり弱くあること大切な守るべきもの失くさぬように
16
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中野美雄
雨はあがり柘植の下枝の夕影に螢袋の 耀ひにけり
14
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紫草
しあわせはこんな日常ゆるやかに時はながれて「あらっもうお昼」
16
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紫草
溜まったもの吐き出すように喋る人わたし亀です黙しています
19
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紫草
母さんはかあさんだけどほんとはねそれだけでない顔を隠すの
95
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灰色猫
夏空に遊び疲れて日に焼けた翼を僕ら浅瀬で洗う
20
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灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
305
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灰色猫
整理せし本の山から舞い降りし栞に祖父の愛した一首
33
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滝川昌之
ダクダク(濁々)と風より低くまた湧いて 最前線に六月の雲
21
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詠み人知らず
紫陽花の雨にうたれし軒ばたで蛙我が世を楽しみており
38
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詠み人知らず
亡き母の文庫本読み気に掛かる 何を想うや折り目のページ
184
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林林
梅の実をまあるくまるく手に包み心ころころ洗う水無月
31
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詠み人知らず
痛むほど愛してはだめ 天秤の針が傾いてしまうから
22
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まあさ
真っ青な 空へ手を伸ばす 枝先の 若葉が五月に 挨拶をする
33
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まあさ
さあ今日は 体育会だと 太陽が 朝早くから 張り切っている
24
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中野美雄
さみだれの笹原わけて降りにつつみだれ絶えてやまた降りそむる
12
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コーヤ
降りそうな空を見上げてタチアオイ花茎伸ばして登りきり咲く
26
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滝川昌之
かけ戻る孫に日傘を差し出して肩にうなずき汗にうなずき
26
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中野美雄
笹百合の清にさやげる谷風に逝きにしきみの聲を偲びぬ
18
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中野美雄
柿若葉いまし逝く日にきらめけば遺しくれたる眼差し思ほゆ
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