金木犀のお気に入りの歌一覧
コーヤ
今朝の寒さで凍えたパンジーも真昼のひかりで緩んだ笑顔
19
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滝川昌之
昨日より離れて光る宵の星 月は背のまま追い来るを待つ
12
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まあさ
今日こそは 今夜こそはと 寒昴 夫の指先 彼方に瞬く
21
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万陽
日干しした 布団が放つ 太陽の匂いを胸に いっぱい吸い込む
19
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万陽
晴天や 駆け出したくなる この陽気白雲もまた 我と同じか
17
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梔子
梅咲けよ 櫻咲けよと 待ち焦がれ 胸躍るるは 恋に似たるか
14
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恣翁
シテのごと 廊下ゆく女の足捌き 白き鯉二尾 瀬を泳ぐめり
13
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滝川昌之
春前に見せつけるなよ蝋梅の枝で寄り添うメジロのつがい
12
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西村 由佳里
この星の誰とも会わない昼下がり誰も知らないお話を書く
15
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千映
薄っすらと積もりし雪を散歩する「あと何回?」と雪に問う吾
18
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inosann
吾が思い客の心に届かずに天の星までの隔たり覚ゆ
18
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沙久
シベリアの朝のような光景に百十デニールタイツが悲鳴
22
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吉野 鮎
如月の寒の戻りに着膨れの人らに混じり車中に汗ばむ
5
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まあさ
コブシの木 陽を受け光るを 見ておれば 枝に冬芽を 見つけし朝
16
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吉野 鮎
着膨れてふくら雀が一列に囀る如く人らスマホに
5
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灰色猫
あらかじめ母性に備わっているものなのか嫌な顔なく下の世話ありがたきかな
20
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灰色猫
お姫様だっこされたい願望が少しわかった全身麻痺の闘病
19
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絮谷新
過ぎてなほ酔ひざらましに吾の恋は麓の道に通ふ南風かも
16
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よえふ
曇天の空を見上げて 上げ雲雀 雨上がりには虹を捜そう
9
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まあさ
嬰児に はじめましてと 言った夜 月も静かに 群雲の中
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