さなせそのお気に入りの歌一覧
浅草大将
限りなく海に近づく単線路ゆきつもどりつ死ねない電車
13
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浅草大将
いかづちに砕くる夏の思ひ出をあとなく流す秋のむら雨
26
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対空
月の海 翅もて巡る楽団とバッハの数の落ち合ふ静寂
2
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檀可南子
偶然に出くわしたとき 動揺をするのはこっちでお前じゃねーよ
4
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詠み人知らず
ヤドランはしっぽを噛まれ泣きません 僕はあなたのために泣きます
4
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詠み人知らず
かばわれていることにさえ気づかないくらい暗闇 目もふせながら
2
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詠み人知らず
川釣りにいくよ一人で自転車でコイキングさえ釣れない竿で
5
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龍翔
恋よりも、愛は哀しいものだって、人という字を、足して気付いた。
5
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きりあ
踏み切りがカンカンコンととうせんぼ既視感の中振り向いて秋
14
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まこと
不良少年のままで走りたかった 夭折もなく 体力低下もなく知力低下もなく
9
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きりあ
カンコンと彼岸の昼に鐘がなる見えない人にご飯をよそう
10
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檀可南子
「私たち何だったの?」というほどの そんな関係さえもなかった
12
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逢
十五夜と十六夜を足して三十一になると気づいたうたのわの夜
15
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たちかわ
退路なき決意あなたの瞳からブラックホールを探す冬空
14
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只野ハル
元気でいてくださいだけを声に出して見えない月に言いました
7
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龍翔
恋なんてしないだなんて言わないなんて言わないなんて言わない
4
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龍翔
こいこいこい こいこいこい と 甘い水撒いたら 寄って来るのだろうか
5
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垂々
つよがりが涙をすくい取っていた夜に貴女の歌がきこえた
23
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対空
子供らの夢路にひとり立ち尽くす街灯をまるく抱く月暈
5
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対空
天体をはなちて響き合ふ翅に剃刀の触れ透き通りゆく
3
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