詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
柊+
夢でふと貴女にふれて目覚めれば うつつに惑う夜の行き先
13
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へし切
秋されば 野風にゆれる花すすき 穂に出でてまねく君が袖かも
17
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横井 信
追いかける風は涼しくおだやかに稲穂のかおる秋の週末
12
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横井 信
曇天のビルの狭間の秋風に掴みかけてた夢は逃げてく
14
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茂作
ブランコを高く高くと囃す兒の 脚の彼方に馬肥ゆる天
16
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灰色猫
亡霊が見える男と行く末が見える少女の御伽ノ草子
14
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滝川昌之
蟷螂は食の始末と刃を舐める翅と足だけコオロギ残し
16
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へし切
名も知らぬ花は咲きけり 道の空 知らぬ其の名も などか無からむ
13
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柊+
秋の陽を浴びて静かに老いてゆく 金木犀の香りのむこう
17
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横井 信
道端のやさしく揺れる秋草にそっと流れるコオロギの歌
11
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茂作
薄靄に使ひの船は甦り 三笠の山に月ぞ待たれる
13
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茂作
老ひ就きて詠ひ初むるや大和歌 讀み人知らず吾は末裔
11
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恣翁
透明な夜気を昇りて 銀漢は 巨人の深き溜息なるべし
15
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きくゑ
みちゆきて最上階の美術館うめく表現恋しかりけり
5
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滝川昌之
労働の対価としては十分な風呂場洗いの後の涼風
15
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へし切
秋の夜を寡黙にするか 深き香の さそふ夢路に木犀の花
18
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横井 信
積み上げた仕事をひとつ振り返る秋の夜空に星の煌めき
14
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ななかまど
礼服に付けるネクタイ黒多くネクタイ掛けの白のため息
15
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KEN
地の底の 鬼に吾を乞う 心地すれ 秋野に沈み 薊仰げば
13
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つばす
撫子よ散切り頭の可愛い顔 源氏に愛され千年生きる
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