詩月恵のお気に入りの歌一覧
さとうはな
こなざとう振る降るまひる窓際に春の音符がしずかにとける
16
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浅草大将
おのがじし恋の重みは違へども落つる時にぞ速さ変はらじ
14
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田中ましろ
心臓に切り取り線を書いていま余分な感情など捨てたいよ
10
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田中ましろ
ただいまとおかえりだけで満たされる日々にわたしはふわりと降りる
10
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田中ましろ
好きだとか嫌いだとかはもうよくて特別だってことだけが在る
10
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山本克夫
もう一度ハガキとなって受け入れる赤いポストの気持ちを探る
5
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浅草大将
言霊のおのづと響く声あればゆひらもよけれ雪の一ひら
20
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ケンイチ
発つひとを送りて帰る日常は健気に待てりトンネルの先
14
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まき
くたくたに汚れたウサギを抱きしめる「良いことなんか なくてもへいき」
12
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佐々一竹
通過する特急電車を追いかけて君の知らない国境を越ゆ
16
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さとうはな
やさしさをゼッタイ見せないやさしさがあることしらない真冬のスピカ
11
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さとうはな
「初めて」を部屋に残してきた夕べ わたしの中のことりが孵る
17
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でくのぼう
嫁ぎゆく吾娘の涙に心揺れ過ごせし時を刻みて暮れる
18
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御崎 耕
尊敬と軽蔑 おいてゆく父の「さみしくなるな」はまじりけもなく
21
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佐々一竹
解答はまだ出ていない夜が明けるまでは僕らの考える時間
4
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さとうはな
まだ固き花芽数えて待つ指に降りかかる雪 さくらのかたち
23
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ケンイチ
人ひとり簡単なわけないじゃない虹の微分の答えは涙
21
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まるたまる
香り無き思い出ばかり味気なく香水付けて逢えぬ恋人
17
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羽
ほんとうの痛みは歌に詠めなくて過ぎたかなしみばかり振り向く
37
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ひいらぎ
特別なことがなかった今日だから君に会いたい好きと言いたい
5
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