詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
うすべに
訪ねゆく心もよそにささゆりの 杉の木陰にゆれるうすべに
13
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煩悩
革命は暗殺されて成り立つと暗殺されたい似非革命家
5
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滝川昌之
一善がうまく伝わり会釈などひとつ受ければそれで好日
23
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可不可
梅雨らしい予報と共に紫陽花の蔭に再び会える嬉しさ
10
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横井 信
踏み出した頭の上で弧を描きツバメの駆ける夏はこれから
12
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ななかまど
いさぎよく体の一つ剥ぐように余剰なるもの捨つ夏椿
6
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詠み人知らず
向日葵の滲む日差しは双眸に思い出残す幾つかの夏
7
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滝川昌之
自覚はある 若手社員とずれてきた荷物とならず範を見せたし
18
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うすべに
水無月の茅の輪くぐって見あげれば 三輪山の端に夏の雲立つ
10
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横井 信
水無月のきらめくみどり見下ろして下弦の月へ飛び立つカラス
11
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KEN
わらべ突く 手鞠のやうに 彈むかな 野佛濡らす 雨にあぢさゐ
12
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詠み人知らず
わた雲の絵日傘くるり伯耆富士着流し凛と夏姿かな
14
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滝川昌之
この宿にお泊りなさいと主を待つほの白き夜のホタルブクロは
12
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煩悩
六月の泥田を歩むずぶずぶと五月の雨を踏み潰してやる
7
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光源氏
しめやかに心の色も深まりき善峯寺に揺らくあぢさゐ
11
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灰色猫
閉ざされた雪の秘境にあるという山百合たちの楽園の夏
17
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滝川昌之
音の無き母なる海の警鐘はクジラの腹に溜まるビニール
15
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うすべに
草刈の済んだあぜ道あざみ咲く 残した人のやさしさ揺れる
12
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横井 信
ふるさとの便りを乗せて吹く風にゆっくり開く雲のカーテン
12
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へし切
相傘の肩半分のやさしさの ひとり身に沁む 恋しぐれかな
15
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