煩悩のお気に入りの歌一覧
へし切
雪解けのほそき流れを集めきて 大河滔滔 大地を流る
18
もっと見る
滝川昌之
湯船からまだ人肌の菖蒲出し ゆく季節(とき)を知る夏の立つ朝
23
もっと見る
灰色猫
五月雨の芝の桜や今しばし心休めていつか咲かばや
28
もっと見る
滝川昌之
「たまに来る実家はいい」と泣けるよなセリフを置いて子は帰りゆく
23
もっと見る
灰色猫
憂う日も晴るる日もあり身のままに風に吹かるる花にあれせば
23
もっと見る
滝川昌之
渋滞に寝入る家族を恨みつつ辿った家路のなんと懐かし
22
もっと見る
灰色猫
あさつゆの萌ゆる若葉のあさみどり夏の予感に匂ひ立つやな
33
もっと見る
へし切
年ごとにわらべの数の減る国の何か祝いのうれしからまし
22
もっと見る
灰色猫
貧困や飢餓で苦しむ国の名を今すぐお前答えてみろよ
22
もっと見る
滝川昌之
ビューラーを使いもせずに曲線を躑躅めしべの見事なカール
19
もっと見る
灰色猫
剥き出しの飢えた心臓ぎらつかせ夜をさまよう閉鎖病棟
24
もっと見る
滝川昌之
親をうつ家具屋の娘はかぐや姫 月へ戻さぬ匠の裁き
23
もっと見る
滝川昌之
元号が替わって令和に降る雨はまた零からと振り出しの雨
18
もっと見る
へし切
あらたしき春をふたたび迎ふ日のしぐれ静かな和むこころに
25
もっと見る
灰色猫
万世を越えこし万葉名にせらば新しき世や平和ならなむ
25
もっと見る
灰色猫
伝令を走らせ給え次の世へ平和を願う文を持たせて
28
もっと見る
滝川昌之
定年の花束抱いて妻の元帰るくらいが俺の退位さ
22
もっと見る
滝川昌之
平成の最後の歌は皆様へ感謝を込めてお礼は(令和)友へ
22
もっと見る
滝川昌之
子を育て若葉に触れた季節は過ぎ平成はこの春と暮れゆく
22
もっと見る
へし切
むらさきの都忘れの花みれば恋ふる人さへ忘るものかは
23
もっと見る
[1]
<<
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
>>
[169]