詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
偲び音の数を蒐めて降る雪を受ける手のひら涙と紛ふ
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詠み人知らず
哀しみも循り環って丸くなれ冬を青葉に編み籠む様に
9
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明星
ラインって時代の寵児大正の人に説明なんとするやら
7
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詠み人知らず
雪囲い 雪に吹かれて懸命な庭師の方へ 熱い茶を煎れ
9
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月虹
柔らかく強く包んだホールドが保ち続ける二人のバランス
28
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詠み人知らず
陰口で常識ないの!と叫んでるそんな貴方は 常識人です?
8
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詠み人知らず
指先の濡れた赤紅 冷え切っていろをなくした 唇に指す
9
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詠み人知らず
冬来る 庭に遊ぶは雪の精 椿の翠とワルツを踊れ
5
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詠み人知らず
ストーブの 前を陣取る 柴犬の 野生の牙は何処へ抜けたか
11
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詠み人知らず
見つめざれば変はれぬものを 臆病は 開く能はぬパンドラの箱
14
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詠み人知らず
その腕に抱きしめられた苦しさに 吾思う汝の胸の内知る
10
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詠み人知らず
ほくほくの美味 旬の芋 水分を吸収してこそ通じも良かれ
12
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詠み人知らず
幼き日 牛乳ヒゲの弟も こわき無精を擦りつくるや
11
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恣翁
切れ切れな 透かし模様の 荒びし絽に 羽衣片しの火取蛾寝なむ
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銀
17時退勤空に打刻して鴉は世界を掌握したり
5
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月虹
踏み出した一歩に全てを託すから二人飛び立つナチュラルターン
27
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角谷守
手相を変える手術を受けたから手鏡に訊く世界で最も美しい人
7
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角谷守
死んだ。 首吊り自殺のためにあるブランケットは細く結われて
5
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角谷守
全力で振り抜くティッシュケースから飛び出し君の顔を覆った
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角谷守
瞳孔が開きっぱなしの月曜に雨は瞼を叩いて滲む
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