詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
只野ハル
墓参り 土曜日の午後 杖をつく 母の手を取り 坂を登りぬ
3
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京都次郎
なにを見る 共に歩きし 幼き眼 その高さから そのこころにて
2
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詠み人知らず
オレンジの逆光に浮かぶ華奢な背中 横断歩道をへだてて見てる
6
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只野ハル
平日は勤め人なり 休日は介助人なり 今歌人なり
5
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未芳
君からの最後のメールに頑張れと返さなければ救えたのかな
2
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車男
蓮の葉の浮かぶ水面に 彫像の如く小鷺が首のばし立つ
5
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あかり
会話する言葉は悪しき君なれど メールの文に優しさ見える
3
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詠み人知らず
寄せ植えのビオラ楽しく咲いている早朝歩くマンションの前
2
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京都次郎
世の中に うつわを食す 人ありき 中身を食さず 味をかたりき
2
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緋深
オムライスといへば必ずここだつたシャッターだけがあの頃のまま
2
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京都次郎
何か問う その問い方に 問うことに 私のすべてが 映し出される
1
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緋深
慾張らずあいまいなまま續けるか別れを賭けて本性見せるか
3
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marume
頑張ればなんでも叶うと思い来し我を残して友の子は逝く
2
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霞草
玄関で 両手をついて わびる我 たたずむ妻は 仁王なりけり
3
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諏訪真
為政者を叩く輩は尽きぬとも選んだ者は如何にすべきや
3
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ゆふづつ
雨音と君の歌声しみわたる 今は聴こえぬこの左耳に
4
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車男
印刷も投函もせずわが歌を見ていただけるうたのわ嬉し
8
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笑能子
四角なる郵便ポストも草臥れて街に同化すただぼんやりと
2
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樋口英明
エレベーター 急いでいるのに 重役が 貫禄出そうと 緩慢にイン
1
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満月華
プレゼントどんぐり一つ差し出され兩手で包むもみぢの手
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