詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
霊園の卒塔婆鳴らして涅槃西「母さん、今年の花見えますか」
19
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聴雨
霞立つ空切り裂いてかへり来し花に春告ぐつばくらの聲
14
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河のほとり
鳥や知る園生の梅を吹き過ぎて風は行方の空に香ると
16
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リクシアナ
古都の梅また一年と散りにけり病の床にも春来たりなむ
24
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藤久崇
絶ゆるとも さめぬ夢らし 思い出は 閨だに霞む 春の夜半かな
17
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林林
雪柳泣いてるやうな笑むやうな白き涙をはらはらと、春
30
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へし切
さくら花一輪とても咲くは咲く数に寄えて開花せずとは
21
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横井 信
晴れてゆく朝の霞に飛ぶ鳥を眺めつぶやく春のあこがれ
16
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藤久崇
零るれば もとにかえらぬ 水なれど 立つ床ばかりは 清め磨かむ
11
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香月
過ぎてなお想ふ愛し君思ひて在りし日をゆく道のまにまに
8
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詠み人知らず
宙づりになった嘆きを吸いこんで雨は地面に落ちていきます。
7
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赤石仙人
起き拔けに姉の訃報がとどきけり庭の景色も變はりて見ゆる
5
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滝川昌之
休耕の田畑を鳥がつつきおり老いた大地を労うように
21
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藤久崇
うらの水 流ればせめて みな底に なずめる闇の けがれともども
14
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藤久崇
寝ねにける 我を待てるか 夕さらで なお外に遺る 春日のみ光
11
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磯山武士
白鳥は飛び立ちにけり静かなる入り日の湖の春のおとずれ
10
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秋日好
牛の後空飛ぶ子ブタプリズムか燃える男か白い壁かも
13
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横井 信
川べりの春の香りをふんわりとたまごととじたつくしの苦味
14
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葱りんと
愚痴を吐くあなたの姿に安堵する 張りつめないで 何でも聞かせて
10
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藤久崇
冬を堪え 倦まずて春に 咲く花の 清きうらこそ 身には持たばや
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