雪柊のお気に入りの歌一覧
秋日好
三時間自宅ネットがダウンして所在なきまま半分ふて寝
14
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恣翁
瞬きに 震える睫毛の影は 男の運命を射抜き 獄に繋ぎぬ
12
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千映
冷やし飴文字打ちながら懐かしく生姜の香り鼻を抜けゆく
14
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幸子
でこぼこの自分や世界そのままに 今、幕は開く 思い切り行け
23
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へし切
何げなく今日あることが明日もあるそんな日常があれば仕合せ
23
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滝川昌之
散水のスプリンクラーは正確なテンポでかすめる蝶を遊ばせ
27
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灰色猫
財宝の地図をなくした海賊へそっと手渡す麦わら帽子
29
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石川順一
あらびきのウィンナーには鶏と豚結着材料ポークゼラチン
14
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秋日好
くたちゆくアレンジメントの花たちが秒読み告げる下弦の月へと
16
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恣翁
隧道の天井濡らす雫だに 首に垂るれば 肌粟立ちぬ
17
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夢士
夜深しの続くこの先一か月歌詠みの時やむなく削る
15
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横井 信
七夕の短冊揺らし風は行く色立ち上がる梅雨明けの空
13
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バロンマン
駅弁を朝昼用に二つ買う各駅停車でゆく夏休み
8
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千映
ショートステイ戻りし母のおちょぼ口アイスまんじゅう待機している
11
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千映
三途の川とっくに渡った母親は花園までも見えたと話す
14
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千映
ボラ行事早々に配る暑気払い案内の隅「差し入れ歓迎」
10
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幸子
君恋うてよしと許しも得ぬままにでこぼこの歌は空駆けてゆく
10
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矢車菊
海想ふ船のごとくに琴置かば鞆をたづねし春を奏でむ
22
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幸子
雨粒を一つ受ければ衝撃を吸ってじんわり和らげる肌
8
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吉野 鮎
惡ぶりて斜交ひに甘ゆ於母影の抛物線ふたつひとときを重ね
8
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