本能寺のお気に入りの歌一覧
うさぎ
久々のうたのわ 短歌を詠むほどの恋もせぬまま二年が流れ
16
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くらら
コート脱ぎ 身軽になりて 人波の ゆったり流れる 交差点かな
13
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海恵ふきる
「無意識の魅力が欲しい」とシガー吸うあなたの親指反ってて好きよ
4
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つつむ
お嫁には行きたくないなお雛様いまだ仕舞わず春分の日に
7
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けら
生き死にで言ったら多分死にません だから少しの荷物で生きる
8
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桜枝巧
メール画面さ行三回触れては消す予測された君への想い
6
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炭酸水
母の手を引きて墓園の径ゆけば鈴蘭の鈴はればれと鳴る
17
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恣翁
墓に身を屈め覗けば 花筒の腐りし水に 陽ぞ映りける
20
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けら
まっさらなノートに綴る一文字目 愛ではなくて恋でもなくて
7
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只野ハル
父がいて外出できぬ日曜日互いに長い一日過ごす
21
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片井俊二
あっけなく取り壊されたマンションが残していった三月の空
15
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海恵ふきる
「唇こそアダプター」だと豪語するあなたに指を絡めてみるの
7
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もなca
春色のパンプスを買うあたらしい季節へひとり踏み出すために
18
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詠み人知らず
春びより母に供えし花ならば乙女のような撫子えらび
19
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麻
ゆき柳しだり咲きたる道の辺の映ゆる灯りにならましものを
21
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舶女チェルシー
真夜中のFMラジオの電波から過去の痛みを受信している
15
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只野ハル
ひとり酒心に染みる曲を聞き泣いてる自分をゆるす夜更け
16
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浅草大将
雁にさへ帰るつばさのあるものをなみだに霞むふるさとの空
16
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詠み人知らず
途中下車しても逢いたき人のいて喜ぶ顔をみるが生き甲斐
19
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リクシアナ
背に陽射し胸の翳りを風に解き砕けて散れよ君のその手に
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