林林のお気に入りの歌一覧
蔓葵
いりあひの夕暮れいそぐ山の端におくれがちなる冬の夕づつ
14
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蔓葵
白雪のいたらぬ里にすみながら我が身ひとつぞふりまさりゆく
9
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蔓葵
冬木立落ち葉さびしき枝々に風の結べるふくらすずめか
14
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雪柊
人間は心と説きつつ借金を申し込む君 心は何処に
6
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雪柊
大切な何かを失くして気付くのは失くして気づく人の愚かさ
12
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雪柊
観光地待っている時間はお手の物オチャラカホイに「どの節繋いだ?」
10
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雪柊
名ではなく初めて「わたし」と言った日は修了式のうららかな春
16
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千映
茜空ゆっくり眺められるのは介護の日々が過去となるから
10
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千映
成人式記念に貰った国語辞書親のベッドの傍で息する
7
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千映
確実に体力低下は進んでるペダル漕ぐ吾に喝を入れよう
7
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千映
子育ては頑張ったわと自画自賛孫見てもう少しだったと気付く
11
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只野ハル
デジタルの圧縮された音楽にレコードの雑音はないけれど
6
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只野ハル
初詣初サイクリング初泳ぎ今日は七草早いものだね
7
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只野ハル
また今年七草粥の横に置く残る雑煮にも一緒に食べた
5
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只野ハル
部屋干しの年越しの洗濯物を片付けてする初洗濯を
5
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只野ハル
息白い仏間の朝の両親の遺影に上る線香の煙
5
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夢士
東にオレンジの月ぬっと出で睦月の空に駆け上がり行く
11
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夢士
晴れやかな着物姿にほれぼれと見やる写真は巣立つ姪の子の
12
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へし切
「おはよう!」と行合ふ人に 元気よく 春の陽射しに笑みがこぼれる
20
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横井 信
夢で見た嫌な予感に目は覚めて仕事に急ぐ重い足取り
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