詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
見つめつつ 銀のまじりし髪の中 指うずめなば唇狙ふ
13
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秋日好
五グラムの硫酸鉄が一鉢の紫陽花の色青く変えると
24
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秋日好
キヨスクの文庫本手に躊躇えば「どいてくれる?」と週刊誌の男性
17
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秋日好
大猫は雨の温室丸まって煩くするなと訝しげに見る
20
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秋日好
被評価数ニクイクニとはこの一瞬他意は込めずに感謝の思いを
19
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秋日好
枷が痛み憂鬱な身で逃れ行く草葉にもんどり重り転がる
14
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ながさき
大海の 波に漂ふ 栴檀の 浮き木に出逢ふ 一眼の亀
34
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ながさき
妻とゆく ドライブ・ランチ 週一の ささやか癒し 楽しからずや
35
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ながさき
仏とは 「生命なり」と 悟達する 先師の祈り 世界へ響け
23
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ながさき
「祈り」とは 湿れる木より 火を出し 乾ける砂より 水を儲けむ
20
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ながさき
「功徳」とは悪を滅して(功)善を生む(徳) 自身の変化 周囲を変へる
21
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林林
「食べといて」父の手料理鍋の中薄切り生姜に隠し包丁
20
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林林
いるはずのあなたのいないこの家の窓を開けても重き沈黙
22
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林林
枇杷の実の頬を染めつつ沈みゆく夕陽は今日も愛を伝える
20
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林林
かなしみの日に着た服は曇天の下に干すのが似合うと思う
20
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石川順一
皿うどん戸棚に眠りやっと今日夕餉に使われ成仏をする
14
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石川順一
右耳の後ろの付け根出来物が君臨して居る気に成り掻いて
11
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石川順一
「夏色」を歌って終わるカラオケはキューティーハニーで始まって居た
15
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只野ハル
流行るかも知れない駄洒落は立っちタイプとスタンディングオペレーション
13
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矢車菊
別れゆく空の色したワンピース最初で最後の夏服でした
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