月虹のお気に入りの歌一覧
ななかまど
秋桜が咲き出したのを夏聴くや秋が立っても真夏日多し
9
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藍子
線香の香り漂う家の中小さき背中見せる我が父
30
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滝川昌之
夏の恋ひと雨ごとに醒めゆけば焦がした罪を誰も問わない
27
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朝野沙耶
うつせみの世に現など無きものと夢知りたれば寝る夜侘しき
29
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千映
秋の虫網戸突き抜け声届く 君のバレ句はメールで吠える
11
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夢現
暑いのは 異常気象の せいじゃなく 恋する人が 溢れているから
6
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ひよこ豆
遺されて足掻くわたしをそこに居て笑顔のまんま見ているだけで
14
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可不可
傘ひとつ 濡れた服は乾かして 二人の肌が汗ばむ 離れ
12
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恣翁
新盆に 蓮の散りて 水になほ 浮きつ漂ふ花弁一片
21
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詠み人知らず
吹き抜けの窓にはまりし月見つけプラネタリウムと君は言いけり
9
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松本直哉
秋来ぬとさやかに見ゆる風たちぬサンテミリオンくみかはす宵
7
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可不可
いつまでも明けない夜は無いなどと トンネル脱けた人から言づて
11
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詠み人知らず
厚みある七分丈など出してきて着る人たちの通うまちなか
14
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詠み人知らず
塗り替えの鮮やかなること強風の下の東のつちに秋はしる
14
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松本直哉
おもひでに名前をつけて保存する蟬しぐれふる糺の森に
9
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滝川昌之
子どもらの網をかわしてホバリングまだまだトンボは秋に停まらず
26
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聴雨
オペ室にゆつくり進む肩越しにピースサインを送る母君
14
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藤久崇
降ちゆく 蝉も仰ぐや 露霜の 秋を指し飛ぶ 蜻蛉のかげ
22
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みなま
濱松に行きたしされどこの世から消えゆくうをを喰ひたくはなし
6
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みなま
送り火の焼き尽くしたらし夏燃材今朝吹く風の秋の確かさ
9
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