美津村のお気に入りの歌一覧
高橋なぎさ
あと五分ねむるあなたを見ていたい嘘を重ねて破綻する恋
4
もっと見る
芦澤ノリコ
貰い火に近寄る互いの顔があり煙たいだなんて拒絶しないで
4
もっと見る
すばる
テーブルに檸檬並べる昼下がり弾ける前の歪んだ心
12
もっと見る
詠み人知らず
無理をしてカレーを食べてくれたのは何処かへ帰る言い訳だよね
10
もっと見る
竜胆
気の所為だ三万円のおせちより美味しいわけない母のにらたま
10
もっと見る
みやこうまし
魂は青空求め喘いでる 欝は嫌々 低き梅雨空
15
もっと見る
詠み人知らず
きみのもの返すよなんて言われても物を愛していたわけじゃない
5
もっと見る
みなま
椋鳥のたかる葉桜樹の下は黒き実あまた道汚しおり
8
もっと見る
五穀米
黄緑の葉書を出すべきこの時に健やかな日々生業の日々
6
もっと見る
十六夜
さよならの 涙を落とさないように見上げる空に 上弦の月
22
もっと見る
十六夜
あの声を数限りなく思い出す 例えば信号待ちのあいだも
4
もっと見る
さとさ
夏色が溢れ弾ける新緑の輪郭を這う光に惑う
6
もっと見る
高見澤マツノ
欠けてゆく下弦の月は不機嫌に口角下げて泣き出しそうで
16
もっと見る
詠み人知らず
アクリルのケースに入れた聖なる書 さすがにこれは枕にしない
12
もっと見る
葵の助
各々でレトルトカレーを温める もうがっかりもしない二人は
4
もっと見る
詠み人知らず
教わった漢字を全て放り投げひらがなだけのひにかえりたい
23
もっと見る
詠み人知らず
「国産は音もいいや」と小豆研ぎ拍子を取れば鼻唄も出る
20
もっと見る
詠み人知らず
少しずつ食用菊を食みながら三種の神器たのしむ夕餉
11
もっと見る
三十四
工場の作業音が響く部屋淋しさを妙に強くかき立て
14
もっと見る
麻倉ゆえ
残酷な言葉の雨も止みはじめ霧がささやく ほら虹が咲く
7
もっと見る
[1]
<<
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
>>
[23]