猿ノ丞狂介のお気に入りの歌一覧
聴雨
一点を空の如くにみて恋ふる真夏のわれに打ち水をせむ
6
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ねずみ
なよたけの 香具山と富士 竹取の翁が庵と人はいふなり
3
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海生ろらび
娑羅の葉におよびかかれず 指折れば風を呼びける群青の旗
6
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緋色
「大物!」と見せつけられるためだけにポトリ置かれた蚊の圧死体
4
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浅草大将
日のもとにひかる緑を愛づるとき陰なる幹の色を誰ぞ知る
17
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おおみはじめ
公式がそのまま短歌になりそうな数学という芸術がある
17
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芳立
藤なみにわれをよせたるほととぎすいまはな鳴きそ世にも知れなむ
7
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日央
香散見草 たわわになりし青い実をもぎて 愛を騙りし君に食ませむ
4
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紫乃
初夏の風 青色シャツを翻すみたいに絡む 恋心かな
3
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ケンイチ
恋し君の見上げ給うたまごころの月を隠せり情なき空
4
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狭霧
萎え黄ばみ立ち項垂るる竹林に今日の心の色を見るかな
6
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恣翁
詠む歌に 好みはあれど その個性 千差万別 尊重すべし
36
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狭霧
去年の書を紐解き見つつ語らいし人の声音を懐かしむかな
5
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狭霧
暇乞い今ぞ散りぬる紫の桐の花打ち過ぐる村雨
4
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狭霧
桐の枝も花紫に雨翳み晴れぬ心を映し暮れゆく
4
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狭霧
紅の身を知る雨もさみだれにただ濡れそぼつ袖に見ゆらむ
8
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狭霧
曇りなく照り渡りたる望月の光満ちてし夜ぞ類なき
11
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狭霧
人の世に忍びし花を愛でつれば身ははかなくも夢と散りける
6
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狭霧
芸人の絶滅危惧種にあればこそこの際だれでも旦那とぞする
5
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狭霧
薄萌黄いろも貴なる御衣黄の下枝に通う緑陰の風
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