西村 由佳里のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
目覚ましは未明の部屋をかき混ぜて わたしを冬の 大気に晒す
19
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恣翁
若者の里謡 交互に呼応して 真白き月に裏声を曳く
18
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光源氏
二人して里のもみぢの色を見むよもぎの餅をほふばりながら
21
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灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
305
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鬼月
青春という名の本の片隅に忘れてゆかん「恋」の一文字
6
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月虹
のんびりと発車のベルを鳴らしつつローカル線が朝を始める
80
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矢車菊
うつむけば覚えたことがこぼれそう受験の冬をひとり歩いた
6
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光
晩秋に落ちたもみじ葉踏みあぐね見上ぐ夕日は飴色に揺る
8
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黒兎☆
アルバムを開きあの日に巻き戻す恋に部活に明け暮れてた日
2
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村上 喬
「キスの後唇拭う癖がある」なんて言えない 「招くな、誤解」
8
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月虹
夜更かしなあなたに夜の神さまが素敵な夢をくれますように
27
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南美帆
脱水を終えた洗濯槽からはころり転がるドングリ三つ
9
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みやこうまし
小春日の御所のベンチで惜しみなく散りくる黄葉に身をまかせ居り
21
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月虹
手のひらに収まるほどの幸せが満ちゆくように重なる右手
27
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月虹
秋の夜の夢を見ましょう柔らかなおぼろ月夜に恋を隠して
26
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みなま
コスモスの原に風ゆきさわさわとピンクくれない揺らぐ心も
8
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ほぴた かちな
過ぎ去りし君と過ごしたあの日々はあんなに色がついていたのに
10
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詠み人知らず
「おかえり」を沢山言える家がいいたとえ皆が巣立つとしても
5
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ミムメモ!
「おとなしく言うこと聞くのやめたの」と跳ねる前髪直らないまま
6
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薄荷
やわらかなあなたの指がふれるたび君の姿が視えなくなるの
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