おおみはじめのお気に入りの歌一覧
芳立
黒南風に袖をりかへす大和路に生ふる五十の草思ひつつ
11
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詠み人知らず
波の音にかそけき声のまがふほど鳥なく方の沖の遥けさ
8
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百花(ももか)
夏空の底に沈んだ悲しみを掬えば青く染まるてのひら
7
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ほたる
雨後の葉を空に透かせば浮き上がる美しき血の流れる葉脈
19
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一
「またお越しくださいませ」が不愉快な店にやっぱり行ってる私
2
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芳立
ゆかしきは都のみどり御苑にはいくその色の花や咲くらむ
11
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まるえふ
どうしても伝えたい事あるのですずっと見てたのあなたの鼻毛
6
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庭鳥
鎌ヶ谷で川越の菓子買い求め抱えて帰る果実ドラゴン
7
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詠み人知らず
降り注ぐ雨に打たれた沙羅の木の莟數多に泪を滿たす
6
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薫智
同期だと思った「ごめん」先輩であわてて「なさい。すみません」たす
4
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半格斎
落日や燃えて太円かがよえば早苗にかかるひと筋の道
20
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まるたまる
スケジュールノートに嘘の予定書くまさか地獄に堕ちると書けぬ
12
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詩月恵
ひがしやま君と歩いた石畳瓦斯の灯りに染まる格子戸
10
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田中ましろ
泣くことが必殺技と思ってるあなたは僕に勝てないだろう
6
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芳立
葉かげさす雨間の窓の横顔に珈琲館のみどり夏めく
10
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ケンイチ
人気なき夜明けの道を走り来ば朝開きたるパン屋の明かり
9
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白亜
モノクロで。だから世界は豊かに見える 本質を知る鉛筆の先
4
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染季
寝入りから迷子のままのうた悼み今朝の雲間に空の墓標を
5
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ねずみ
飯の爲汗水垂らし働けど田を枯らしゆく食へぬ去ねよと
5
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芳立
いたづらに騒げどみえぬ沢みづのなにともいはで夏ぞかるべき
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