石川順一のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
青き日に二人の歌姫あったこと身に添う曲を受け泣いたこと
7
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菊いも
定年で 華道に茶道 卓球と スケジュール帳は 綺羅星の如く
5
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菊いも
闇にいて 元気出るよの 折り込みを 信じてみたの 紅のパンツ
4
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蔓葵
並びなき太刀にぞ並ぶ小鍛冶技この月見ずはいかで過ぎまし
8
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菊いも
ハゼの木は たわわに種子を 吊り下げし ヒヨドリ群れて ダンスパーティー
3
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詠み人知らず
透明と誰かが決めた湖の濁りを掬ひ飮むこの震へ
9
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菊いも
父がいて 母がいた日の 農作業 三時のおやつは ふかしジャガイモ
6
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しずく☆・.…。
懸命に 月まで走れ 退屈が 目に映らなく なるまで疾く
26
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雪柊
慟哭の彼方に夢見た故郷に幾星霜経て還る野良犬
13
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洩矢転石
亡ききみよ。散った桜はまた咲くし流れた雪はまた積もるのに
7
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北窓
一日で「悲しい」「怖い」「嫌悪する」こころぐるぐるつらい立冬
4
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朔夜
消えそうな海馬データをさかのぼり「えーっとあの人誰だったっけ?」
5
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詠み人知らず
漫然と長らえるだけの肉塊の私に冬は何を課するか
6
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へし切
老いそめて ひとり生きるは淋しくて 冬立つ日には なほ 侘びしかり
22
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銀
指名手配犯のごとく並びし本日のオススメ弁当色褪せており
3
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夢士
冬立つ日さざんか咲くみち落葉焚き唱歌うたひて夕暮れの路
12
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葱りんと
立冬だ どうりで寒いと理由つけニャアと鳴く子とイチャつくゴロゴロ
12
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横井 信
一筋の飛行機雲が描かれる空の広さを確かめながら
16
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夢士
また一つ消えゆく大地クレーン車マンション建ちて野の花つぶす
13
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千映
今落ちた山茶花ピンクの花びらはまだ生々し鮮やかとどむ
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