詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
わび助
参考書抱いて眠ればうなされる夏の暑さか単語の夢か
5
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石川順一
紫の葡萄カルピス炭酸で飲んで居る日々夏の骨格
18
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中野美雄
よの風に言の葉さわに乱れども わが世の芯にかかわりはなし
9
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Chico
球場は快晴なりとアナウンス 自棄に高鳴る君が心臟
22
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中野美雄
死に至る病と知りてあらためて人みな斯くと思ひはすれど
7
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灰色猫
自死だけが逃げ道となる苦しみを救うてのひら掴めぬままに
19
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inosann
珈琲の香に解れるひと時に軽き頭痛も和らぎ行くかも
22
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詠み人知らず
雨の庭 葉をぬらす色 透明な 涙が誰かの 喜びであれ
10
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ふじこ
幼子がなにやら唱えペンをとる笑顔で見せるが解読不可能
10
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コタロー
働きて汗で濡らしぬTシャツは氣持ち惡いが何故か嬉しき
13
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リクシアナ
パレットに並べし十色柔らかく筆を洗えば揮発油かおる
33
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まあさ
連日の 暑さにぐったり ばてている 体温よりも 気温が高い
14
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コタロー
雨降りの家の中にて鵯の聲聞く時ぞ雨は上がりぬ
8
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大野 冨士子
ざわざわと高速艇の分ける波 自然に優る 鋭角を成す
115
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恣翁
耳澄まし 聞こえぬ筈の 夜の声を 首を垂れて聞き入りてけり
21
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滝川昌之
同僚がチームになった瞬間に仕事は心で動き始める
19
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石川順一
稲荷寿司昼餉に食べる遅めでも夕餉焼肉詩誌読みながら
13
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はまたいと
七日目の 雨のそぼ降る 夕暮れに 儚き蝉の 叫びをぞ聞く
4
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石川順一
やわもちや水羊羹の残骸がまだあるうちは安堵して居る
19
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灰色猫
メビウスの帯に囚われ永久にあなたとわたしは表と裏で
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