金木犀のお気に入りの歌一覧
卯月
今日もまたひとりの家に近づけず本屋をいくつ彷徨うつもり
67
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卯月
わたくしが娘に伝えられること三十一文字をつむぐよろこび
18
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夢士
春探し道に咲く花一二三片膝つきてカメラに収む
23
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芳立
春立てば氷面こそとけね恋衣ひとへばかりはととのへぞせむ
15
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河のほとり
いかにせむ久しからざるさかりにて花にあらそふ人のいのちを
18
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コーヤ
春立ちて 触れてゆく風 せせらぎの 清かな音も 春の装い
25
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inosann
ちのみごを背負う婦人の傍らで義母のオムツを選択しており
20
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果禾緒
青好きな君の爪に閉じ込められて誇らしげだね 青いクレヨン
10
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絮谷新
廢園の碧の蟻は切なくて時計仕掛けの蝶を夢見る
18
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詠み人知らず
盲とふ宿業負ひし嫗往きぬ 懸命律義な人なりき
19
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詠み人知らず
春まぢか陽のあたたかさ感じこそ梅花の香り漂ひざりけれ
15
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詠み人知らず
指離れ 淋しげな微笑ひとつ咲き 雨にとけゆく きみの残り香
58
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詠み人知らず
ぎゅっとして捕まえにきてこの羽が開いて乾ききってしまうまでに
22
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うさぎ
「楽しみ!」の後のハートの身代わりに「わくわく」スタンプ 誤魔化した恋
11
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inosann
大戦で戦いし敵は友となり逃げしやからは敵国となりぬ
14
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えこ
眠そうなあなたの声が「おやすみ」を告げるまで待つ無言の通話
10
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夢士
野の草の小さき花に春の色春立つ風に微笑み揺れむ
25
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へし切
待ちかねて名のみの春に木蓮は顔を覗かす綿毛の帽子
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桑原優哉
借りてきた言葉の中で干からびた僕らの恋に血の一滴を!!
7
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ざつ
うたた寝の母の小さき手を握るひとりぼっちになった真夜中
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