詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
一枚の 板チョコ割って はんぶんこ 大きいほうを くれる優しさ
35
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詠み人知らず
ぴょこぴょこと弦を弾いてピチカート どれほど硬い 皮膚が要るのか
8
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詠み人知らず
冬枯れの樹も土も陽を溜め込んで 来るべき春に 弾けるでしょう
14
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灰色猫
フィラメント 照明みたいに 儚げに 孤独を照らし 生きていこう
27
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光源氏
山里のかたぶく月をながむれば心にしむる雁のひとこゑ
14
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みやこうまし
紅葉を映す池面に鴨のいて 静かに乱す色なす錦
14
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詠み人知らず
枯れ枝に飾ったようなビルの灯の ひとつひとつに悲しみがある
14
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悠々
ひさびさに逢いたる友の爺むさくその老けづらにわが歳おもう
15
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光源氏
濡ればみのもみぢ散りしく奥美濃のかなしくふるふ鹿のこゑかな
15
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猫四手
紺碧に沈む夕陽を眺めてるいかで戻らん此処は断崖
5
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詠み人知らず
月光の塗り替えた夜は寒々と また黒々と 不幸を招く
10
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詠み人知らず
泣く赤ちゃん乳母車押す母さんの 笑みこそ人の 究極のもの
13
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悠々
おそ秋の梢に熟れるちんぽ柿爺の俺はもう登れない
12
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夢士
収穫を終えし畑の白々と霜降る今朝の空気澄みをり
19
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詠み人知らず
大切な残された時間の中で今日という日はいちばん若い
11
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秋日好
体育の後に乱れたポニーテルほどけばいつも笑顔をくれた
11
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速魚
落人の伝説残る里行けば紅葉照り映え燃える山の端
13
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夢士
冬来り焼き芋売りの声聞ゆラジカセの音風情消し去る
11
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詠み人知らず
私のは爪を隠した猫パンチ 誰にも傷を つけたりしない
13
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恣翁
残照に 玉響光る冬蜜柑 セピア色にし変はれる岨に
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