ひよこ豆のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
あかときの清けき露を身に受けて 玻璃細工のごと 花びら透けたり
18
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KEN
六地藏なのかばかりの命降る蝉の時雨に袈裟を濡らして
24
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夢士
竹林を渡り来る風空仰ぎ両の手広げ深呼吸する
17
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へし切
ぬばたまの闇夜の中も赤々とサーモカメラに映る鉄塔
26
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千映
外股で歩くあなたと内股で乙女歩きの花火大会
12
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バロンマン
宵宮に氏子が集う傍らで神輿はひっそり宮立ちを待つ
18
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千映
入社には面接官を見方にし生意気加減で合格になる
7
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滝川昌之
昼下がり空いた蕎麦屋の風鈴がセイロの前の「打ち水」誘う
31
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詠み人知らず
かきさして涙を拭えば空腹が問うてくるのは 足らしむること
10
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縫
同じ空見上げた君とわたしの背 泣き顔さえも落花流水
4
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横井 信
夏休み 青く広がる空を見て入道雲を指差す親子
14
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横井 信
遠方に花火があがり煌めいた夜空で語る月と木星
14
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恣翁
玻璃窓に見ゆる 凋める叢菊に 息吐かせたく 驟雨だに来な
20
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千映
完熟のトマト魅せられ箱買いし美味しさ頬張る朝昼晩と
9
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詠み人知らず
凍りつき送れもしない文箱の中を誰にも覗かれぬよう
13
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ななかまど
畑にある野菜の恵み数えつつ家族の好み思案をしたり
12
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石川順一
他人様見て居るテレビに愚痴愚痴と時をかける少女に愚痴愚痴
15
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もみじ☆彡
日盛りに人影絶えた公園で禊萩だけが涼やかに揺れ
16
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みなま
失った跡にあるのは暗黒の穴ではなくて 透明なみず
35
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みなま
あなたから託された命護りきて巣立ちにひと日また近づきぬ
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