金木犀のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
空中に浮遊している悪言に苦しむことも慣れしこの頃
25
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滝川昌之
腕相撲 子供に譲る日々過ぎて 本気で負ける それもまた好し
28
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コーヤ
見るたびに知恵づく孫の映像の小さき動きに時を忘るる
27
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果禾緒
ひび割れた私の踵と庭の土 凍てつくものみな春待ちわびて
18
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洩矢転石
きみのてに初めて触れた衝撃をぼくはいまだにうたにできない
18
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海原 真生
バスは好き このまま遠くへ行きたいな 誰もいないって さみしくないよ
9
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吉野 鮎
惠方卷き年ごと食みて去年の幸何ほどのなき福とし今年
10
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十薬
梅蕾む如月の風輝きて發つ白鷺の波紋温めり
8
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秋日好
鉢梅を枯らした罪は重いらし思い起こせぬその芳香を
21
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絮谷新
人絶へてピーナツバターの溶けるよな虚天にかかる晝の月かな
27
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滝川昌之
カラカラの空も午後には雨予報 きっと沁みこむ春の蕾に
20
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藤久崇
ほのぼのと 温みし川に 水鳥ぞ 頭潜くる 春は愛しき
23
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なかしぃ卿
虐めらる方に訳ありと言へども虐める方に大義など無き
13
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灰色猫
深夜2時息子を呼んでと幾度もナースコールを押すお爺ちゃん
21
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野々花
水底に棲みつくように沈みゆく枯葉一片切なき想い
22
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野々花
わだかまり解ける間もなく季節は過ぎ流れる風に空回りする
21
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野々花
電飾で疲れた木々の梢にも春はくるらし花芽が輝る
27
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滝川昌之
妻が消す誕生ケーキのローソクの半分二人で生きてきました
28
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石川順一
二重顎気に成り出して写真撮る残雪の地でイチゴ食べれば
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雪柊
父逝きて育ててもらった歳月と等しい時間が過ぎし冬の夜
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