詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
指切りの小指が少し震えてた温かかった恋をしていた
19
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石川順一
三回の九号室にやって来る同じ苗字の人を意識す
15
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中野美雄
鎮魂歌うたひおへなば出でゆかむ酒壜さげて心もかるく
9
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秋日好
牛乳の賞味期限が締切の間近なことを目に突きつける
17
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inosann
「ゴールなど決めない主義で生きなさい」人に迷惑かけない範囲で
22
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まあさ
ひと夏の 恋を謳歌す 蝉たちの 情熱的な 告白続く
26
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ふじこ
雨降りて涼しき風が肌に触れ夏の最中に初秋想う
12
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詠み人知らず
手に馴染む焼物の肌はやさしくてぬる燗うまくて俄に火照る
7
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へし切
いつまでも君に抱かれ眠りたいたとへこのまま恋ひ死ぬるとも
28
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紫草
蒼白く月は遥かに夜は更けて自分のために歌うララバイ
18
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滝川昌之
学生の分だけ空いたつり革で触れぬ背中のシャツも涼しく
26
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石川順一
微睡に小型トラック去って行く明日はクーラー設置日と言ふ
10
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コタロー
雜草よ拔きても拔きても生えてくるその逞しさ分けて下さい
11
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只野ハル
午後八時半額になった鰻重を買う中国産を気にしつつ
16
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ふじこ
幸せは誰かの祈りの結び珠つなぐ縁に心をのせて
17
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川島さかな
プレゼンの肝を頭に詰め込んで意気込む耳に大阪の蝉
6
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葱りんと
「新しい 朝が来た」と歌っては 朝食作る 希望の夏来た
9
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リンダ
病室で繰り返される既往歴、母より詳しく説明をする
7
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石川順一
小豆バー食べて英気を養いぬ曇り空さえ忘れるほどに
17
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灰色猫
夏の夜にカジカ突きたる少年は翡翠のごと鋭さを持ち
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