詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
打ち寄する波音しずか伊勢の宿虫の音さやか露草の内
13
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石川順一
芽吹きたる青い団栗一つ持ち神社を出れば家路につけり
18
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横井 信
空を掃くススキを揺らす秋風に祭りを告げる空砲の音
14
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へし切
虚しきは夢の中にも吾は老い あの日のままに君は佇む
26
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千映
爽やかな空気は分かるはずなのに動かぬ体元気がほしい
12
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幸子
人知れず水を吹きゐる噴水が永遠の時間を司る庭
19
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横井 信
夕暮れの遅れた電車 立って待つ脚の痛みに体は揺れる
11
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コタロー
秋風にゆらゆら搖れる搖芒の穗見あぐる空の雲を掃ゐてる
9
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滝川昌之
秋の野に若き我が家を偲びつつ遊具の横で拾う団栗
25
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石川順一
雨降れば小走りになり神社へと向かえばノックの音が聞こえ来
18
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へし切
妻恋ひにさ牡鹿来鳴く宮城野は今は秋とや萩の花さく
24
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夢士
檜の香むせる湯けむり波の音岬の宿や伊勢志摩の旅
12
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夢士
島影に入りたり出し鳶あまた伊勢志摩湾に沈む秋の陽
15
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灰色猫
八百万まほろば眩し神々の宿りし大和の風姿めでたり
22
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コタロー
強風にざわめくばかり千の葉を支へてをりぬ大楠の幹
8
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ひよこ豆
朝の陽が愚図る昨夜を消し去って未来を運びやわらかに照る
17
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幸子
遠ざかる活力の尾を引き寄せむと好みし歌を次々に聴く
15
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滝川昌之
まだ青き果実は檸檬の枝の先 若く一途な拳のように
24
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横井 信
沿線のたわわに実る柿を染め夕陽は眠る彩りの秋
10
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へし切
秋暮れて 人のこころを侘びしめて 啼く虫の音は悲しかりけり
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