詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
暇なきに目薬点して窺へり うさぎに負けぬ左のおめめ
6
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詠み人知らず
「神奈川」とふ川などなきに調べれば埋め立てられて暗渠にてあり
5
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詠み人知らず
散りぼふる紅葉も銀杏も掻き寄せてまだらの山と積む竹箒
11
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半格斎
雪鳴りも終えて清し冬の夜に 食むる蜜柑の香り ただよう
15
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半格斎
雲間より差し込む光を愛おしみ つかの間ふたりで雪寄せをせむ
18
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詠み人知らず
冬の日の雲の隙間の青をみる杯を傾け飯は食べない
3
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コタロー
夕日浴びぼやけて光る芒の穗風に吹かれて搖るるのみなり
6
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コタロー
樹々離れはらりはらりと散る落葉役目を終へてくしやりと蹈まれ
5
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コタロー
冬木立毛並み豐かな小型犬主人の顏見て笑顏で歩く
4
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千映
若い吾 真面目が取り柄と生きていた古希過ぎ不良を愉しんでいる
13
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石川順一
冬帽子上のボタンが取れたまま写真を撮らぬ悔恨がある
10
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石川順一
鍋の名は聞きてもすぐに忘れたり鍋自体には銘記無いのも
10
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己利善慮鬼
空なんて別にどうでもいいけれど夕焼けだけは気になっている
7
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滝川昌之
散髪の予約を入れて書き込めば打ち止めとなる今年の手帳
23
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へし切
師走なる字面を見ても忙しなく暮れゆく年に老いを急かれて
18
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北窓
浮かび出ることばすべてが言い訳で置いて逃げたい自分自身を
5
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煩悩
百八つ人を殺めて百八つ人を救えど消えぬ焔や
7
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千映
ストーブの薬缶のお湯の音にさえ介護の辛さ訴えている
13
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千映
カーテンを開いて庭の土すこし尖って見えた霜柱かな
11
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角谷守
耳たぶのゆれる音だよ、打ち上げた花火が色を忘れゆく音
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