inosannのお気に入りの歌一覧
日向猫
憂いさえ柄杓の先で甘く溶け輝く肌をさらさらつたう
33
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桜園
降りしきる桜吹雪のその中に散りゆく桜の孤独をみし
19
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日向猫
前足を大地に わし と踏ん張って尻尾を立てた犬ころ一匹
24
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夢士
花冷えを通り越したる寒さなり花見の宴もそこそこに引く
7
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詠み人知らず
いやだなぁ自意識過剰の文字列の 底はすぐそこ眼が痛くなる
13
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詠み人知らず
裏木戸の朽ちた蝶番抜けた螺 元気な草に負けたみたいに
18
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詠み人知らず
唐突にハート破りの矢が刺さり 夢が胸からしたたり落ちる
12
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詠み人知らず
引っ越した子の置き居たる春コート 貰っておこう逆お下がりで
15
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桜園
すきとほるやうな桜はなびらに亡母のやさしさふと思いだす
16
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へし切
人なるは隙があるから好きになる弱音を吐けば気も楽になる
23
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ほの香
花びらの濡れて置き敷く河原辺の踏まずの草の上乱反射する
12
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詠み人知らず
希望とは最も優れし妙薬で 絶望はこれ毒薬である
21
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詠み人知らず
タンポポは明るく咲きて野辺の道 元気ですよと青空見あぐ
17
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詠み人知らず
猫ってさ悔しいけれど人間の弱み握るのなぜか得意よね
6
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紫草
春時雨降りたる朝に狩りをするカラスの追える小さな命
16
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村上 喬
明け方のホットミルクのやさしさに頬杖ついて一つ吐息を
15
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村上 喬
廃駅のベンチに独りおる我にアメイジング・グレイスの降る
14
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村上 喬
海原を桜色へと染めている春風の中ひとりたたずむ
11
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只野ハル
桜咲き浮き立つような風吹けど鬱々として吾楽しまず
5
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只野ハル
散り初めの桜に夜の雨が降る舗道流れる花びらと行く
5
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