詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
び わ
「聴こえてる」家内教える虫の声難聴の吾耳かたむける
7
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ひよこ豆
道の端小さな猫がひょっこりと目があったままカタマっている
14
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ひよこ豆
夕つ方灯り灯らぬ玄関に答えの返らぬただいまの声
22
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ひよこ豆
甘やかな金木犀の香を運び吾の髪揺らし駆ける秋風
19
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もみじ☆彡
逢える日をまつ虫の音も頼りなく 紅差す指は秋風に揺れ
9
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もみじ☆彡
塔ノ岳 はや織初めし神無月 錦の衣 まとう日を待つ
10
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石川順一
長ズボン長袖来ても蚊に刺され軍手を忘れた後悔がある
17
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横井 信
草むらに隠されている蜘蛛の巣にしずくが光る朝靄の街
13
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ひよこ豆
老いた手をしっかと握る小さな手笑みの溢れる横断歩道
25
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詠み人知らず
透く翅に 射せる朝影 煌めかせ 追ひこくらする 秋茜かな
17
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詠み人知らず
福々しき嬰児 抱く母の裾 ぎゅっと掴める 兄の寂しさ
20
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コタロー
ぽつぽつと雨粒増えるアスファルト曲がつた傘を開く老人
7
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滝川昌之
塩害を嘆く農夫が顎で指す傷んだ廃棄野菜の小山
28
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しずく☆・.…。
秋黴雨その間を縫って山行けば籠もる霞に翠が薫る
23
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コタロー
少しづつ色附き始む柿の實は落ちたるものも半分赤い
8
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KEN
ほほがしは ひとつ落つれば またひとつ 思ひを埋めて 秋の深みに
18
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朝露
小豆炊く甘い匂いの台所湯気の向こうの母の割烹着
6
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横井 信
連れだって秋を楽しむ蝶の舞う枯れ草揺れる陽だまりを行く
18
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横井 信
鮮やかに色づく柿に忍び寄るカラスの見てる荒屋の窓
12
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へし切
ぬばたまの夢の枕の藤袴かほり懐かし君がおもかげ
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