石川順一のお気に入りの歌一覧
中野美雄
海鳴り響動む 切岸に見放くる 海はら 光満ち 鴎立ちたつ海猫の立ちたつ
6
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九條千鶴
色褪せたインクの跡が残ってる便箋だけが遺された夏
5
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詠み人知らず
だんまりと月夜の陰の空き家には主の帰りを待つ椅子三脚
7
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詠み人知らず
ネコノヒゲゆらゆら揺れては指し示し行方知れずのあの仔のシッポ
5
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詠み人知らず
大あらし巨き生きもの横たはり息すひ吐くも斯くや海原
5
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詠み人知らず
水面わたしの白い顔なほ蒼く磨いて流れる川を見送る
2
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蔓葵
草深みふみわけがたき夕暮れをたれまつ虫とここらなくらむ
12
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詠み人知らず
今はまだ掬へば真みづ絶えないで何時かは海に環り着くまで
7
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ながさき
生まれいで 成長を経て 衰へて つひに壊れて 宇宙へ還る
25
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こぐまじゅんこ
ラジオから流れてくる声聞きながら 家事をこなせばさくさくはかどる
4
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滝川昌之
無認可の託児にすがるママさんのシャツに隠れぬ悲しきタトゥー
26
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真雪
この柵を越えてドボンと海に消え 生まれた証も消したい衝動
3
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真雪
痛いのや 苦しいのが 嫌なのです 死ぬこと自体は 嫌じゃないです
5
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詠み人知らず
落ち蝉の仰ぐ空には刹那にもどんな景色が過ぎるのだろう
19
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西村 由佳里
カーテンのくぼみに頬を押し当てて眼つぶればまどろみの中
9
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falcon
すずかけを過ぎて乙女の髪に吹く風は秋いろ高きあおぞら
12
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真雪
死にたいと 星に願ったその後に ミートソースのパスタを食べる
7
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千映
夏疲れ労い気分の葉書書く最後に一首恥ずかしながら
11
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蔓葵
夜もすがらなきあかしつる松虫の待つとなけれど草の上の月
12
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詠み人知らず
珈琲の薫りを下げて 無事歸宅 秋の香りと混じる芳醇
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