ひよこ豆のお気に入りの歌一覧
聴雨
今宵また一度目覚め眠れずに歌のほとりに一人たたずむ
18
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夢士
巣立ち行く子と飲むビール遠花火浴衣の君を連れ来るはいつ
17
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詠み人知らず
一際の艶めく笑みを向けられて 痛みならざる疼き走りぬ
19
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詠み人知らず
古ゆ 連綿と継ぐ祭りさへ 取りやめさする酷暑なるかな
20
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詠み人知らず
今は早 面すらおぼろ 恨めしき思い出の人 遠くなりけり
11
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千映
妻という立場固持せずお気楽に泳ぐ魚の鱗は光る
14
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千映
額縁の顔の面積広くなりパーツのメリハリ貧弱になる
8
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へし切
あつき日にねがひし程は立ち昇る雲ひとむらの夕立の空
24
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横井 信
刈り取りの畑に残る夏野菜去りゆく貨車を見送り揺れる
13
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横井 信
雨降らず葉は萎れても太陽をじっと見上げるひまわりの花
16
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横井 信
暑い中 洗濯物を取り込んで動き続ける妻見て眠る
10
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只野ハル
夕暮れに鉢植えに水撒きながら己が死知らぬ仰向けの蝉
11
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只野ハル
帰り道ジムのプールの余韻など徒歩の帰宅の汗に流さる
9
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ふいんき
過不足ないパーツの僕はどうしようパーツの足りない君とであった
4
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石川順一
空腹は論争を生むおやつでも馬鹿には出来ぬ命の果実
17
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松本直哉
眠られぬ余震の夜にきみの弾く「ゴールドベルク」アリアはやさし
5
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詠み人知らず
冷房の効き過ぎた部屋飛び出して 夏の暑さにちょっと落ち着く
8
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聴雨
まだあをき稲穂ははやも頭垂れ炎暑の風に秋さがしゐる
15
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詠み人知らず
今年またお盆の日には墓地の隅百日紅空咲き竝ぶかな
10
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バロンマン
晴れやかに市場に向かう夏野菜を見送る轍に残されし野菜
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