詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
ゆっくりと小山を登る 艶やかに色づく柿の枝を見上げて
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へし切
さびしさを色に埋もるる 蔦紅葉 人はたづねぬ 吾が庵の軒
22
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横井 信
秋晴れの陽射しの中で稲刈りの 轍を避けて歩く白鷺
11
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灰色猫
限りなし星の宿りはまほろばの国敗れどもやすらけきかな
20
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コタロー
秋晴の池に一人で佇めば鳥は憩ひて樹々は色附く
8
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コタロー
鱗雲廣がる眞下の休耕田烏鶺鴒何か啄む
5
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コタロー
一日の終はりを告げて夕日落つ花瓣は閉ぢ鳥は寢ぐらへ
2
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横井 信
何度でも変わる計画 語り合いすぎる時間に溜まった疲れ
11
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ひよこ豆
払っても幾度もそこに蜘蛛の糸君の強情朝の不愉快
11
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ひよこ豆
言の葉が後方二回宙返り着地ふらつき戸惑い隠せず
18
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石川順一
石橋の上の毛虫は移動して裏へ回れば落ちそうになる
18
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灰色猫
どこまでも私が私であることの祈りとしての私の名前
22
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滝川昌之
高啼きで雑木林の葉を落とす百舌鳥よ招くな木枯らしはまだ
23
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KEN
シナモンとバターの香るパイの部屋林檎うたた寝吐息も甘く
17
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しずく☆・.…。
遥か見ゆ稜線白く山裾は錦に飾るアルプスの秋
27
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千映
ストーブの薬缶が音を立てながらいい歌詠めぬ吾を慰める
11
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コタロー
秋の日の池の岸邊に輕鴨が一列になり羽根を休める
5
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コタロー
柿の實の完熟したる赤のみが鳥に喰はれて中身を見せる
6
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灰色猫
生きるため多少の罪を犯しては人間らしくなってゆくのさ
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ひよこ豆
草影は寒かったのか塀の上バッタ飛び乗りじっとしている
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