本能寺のお気に入りの歌一覧
恣翁
照り付くる きな臭き陽に 眼の前の白く光りて 気の遠退きぬ
18
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詠み人知らず
深淵な宇宙の淵の疑問より 明日の米が 問題である
12
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風花
ヘッドフォンは拒絶の合図勢いのない水流なら越えられぬ壁
12
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へし切
はじらいを胸にひそめて初恋のときめく想いひとに知らゆな
22
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詠み人知らず
したり顔ニュースキャスター深夜には 「明日もよい日で」 ほっといてくれ
14
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コーヤ
酷暑なか姿勢正して藪の中静かに咲きぬ山百合の花
20
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Chico
なお今も世界を覆う悪しき傘畳みて清い空を望みて
14
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風花
煌めいて金糸垂らして降る花火重なり咲いて眩しき夜空
12
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秋日好
「六日後に終戦したから意味がある」そんな英語は受け付けられない
10
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悠紀
友達でいようと言われて蝉時雨 か細い声で私も泣いた
9
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コーヤ
風吹きてカンナ花びらひらひらり野辺の花舞朝陽に映えて
17
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恣翁
ギザギザの 鼠の齧り 残しつるチーズのごとき片割れの月
18
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そらたろう
父語る母との出逢い そこにいる父でない父母でない母
14
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千映
うたのわの歌人に出せぬ 気持ちだけ残暑お見舞い申し上げます
10
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もり
夏休み子どもの声が聞こえない広場の砂が錆びついている
14
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へし切
こころなし 風 冷ややかに吹きくれば 秋立つころと はや茜舞う
20
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夏嶋もこ
スヌーズを4回無視したこの僕にどこでもドアを至急授けよ
8
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そぶ
錆ついた蛇口をひねるかのやうに夏の残り香零れるゆふべ
13
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夏嶋もこ
向日葵のごとしみんなが上を向き 空に朝顔 歓声の咲く
8
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ながさき
愚かなる 怒り・争い・貪りの 心を鎮め 平和を祈る
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