行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
KEN
雨の夜の 苹果畑の 吐く闇の 黒くて甘き にほひに埋もれ
12
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へし切
秋くさのさびしき中に 吾亦紅 離れゆく人の赤き紅思ふ
13
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へし切
九月のしぐれの雨の山霧に浮かぶ古城も秋の色なる
11
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へし切
露をおく草葉の色もかはりゆく秋ちかう野はなりにけるかな
14
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へし切
枯れはつる尾花が下の思ひ草はかな憂き身の露のよすがや
14
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吉野 鮎
蒲公英のわたげ花鞠やまの端に浮かせたさまの十六夜の月
17
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横井 信
おだやかに流れる川の真ん中で変わらぬ朝の始まりを見る
12
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横井 信
空高く課題もひとつクリアして進み始める次のステップ
9
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横井 信
柔らかな夜半の雨の水跡にやさしく触れる猫の足跡
14
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恣翁
自慢気に 胸を反らせて ランウェイを歩く女ぞ 鳩に見えける
13
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夢士
今日もまた貴方に会いに夢のなか遠くで見ている貴方の笑顔
13
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ななかまど
日記には載らないことがあるように秋の空には秋の雲わく
7
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ななかまど
潮の香に目覚めし皮膚はうるおいて沖ゆく船のたいらかに見ゆ
7
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ななかまど
秋風に実る稲穂がさわさわと天に向かいて金の波たつ
4
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ななかまど
大陸の高気圧つぎつぎと来て笑いこらえし秋桜の花
3
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ななかまど
大男ほんろうしたる炎鵬の名乗りを受ける鬢付け油
5
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ななかまど
夜気さえて虫の音近く聞こえれば麦種の泡の後口の切れ
3
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滝川昌之
邦(くに)を背負いぶつかり合った巨漢らがノーサイド後に魅せる抱擁
16
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滝川昌之
彼岸まで凌いできたと人の吐く息の数だけ筋の入る雲
17
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滝川昌之
街中ににわかに増えたラガーシャツ ハチ公までもが桜の戦士
14
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