ふじこのお気に入りの歌一覧
千映
太い幹剪定のたびハラハラと木屑小雪のごとく舞い散る
12
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祈り花
折り紙の勿忘草の花供へ吾子への祈り朝々に捧ぐ
28
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祈り花
木枯らしの荒ぶ音聽く神無月冬の足音早々として
13
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祈り花
立ち枯れのススキに紛ふ吾れなれど慣はしとして薄き紅を引く
10
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祈り花
山茶花の咲くより早く散る如し數多の蕾咲き急ぐなかれ
9
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祈り花
園庭を兩手廣げて驅けて來る幼な兒抱く冬晴れの午後
13
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西村 由佳里
いつの日もあかあかあかと揺れている額の中咲くひまわりの花
8
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萱斎院
人知れずもみぢて風に散りぬらむ 昔のひとのをりしむめが枝
10
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ラベンダー
記念日に 料理嫌いの 祖母作る 愛情こもる ちらし寿司食む
15
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半格斎
霜月の半ばなる日や初雪の 積をすくいし たなごころかな
20
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ラベンダー
ついに来た 「西高東低」「北風」と 天気予報は 冬の様相
22
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灰色猫
言葉では届かぬものを越えるためぼくらは肌を持つのでしょうか
21
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灰色猫
この胸の痛みが君を呼んでいる風であるなら撫でてください
20
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灰色猫
惑星の最後の恋愛だったのにアダムとイブになれないふたり
15
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恣翁
黄昏の氷の底に 盲ひたる魚の 哀しく 流離へるかも
18
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詠み人知らず
泣き濡れた街ひとつ包んで金色の羊の毛皮こころ眩く
10
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詠み人知らず
糸玉も尽きて独つ灯うずくまる人に一条あさひ射し入る
8
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へし切
一面の紅葉に寺はつつまれて見下ろす景色くれなゐの海
26
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コタロー
スカイツリー眼下廣がるビル群が霞の富士の彼方へ續く
8
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コタロー
淺草寺人形燒を食べながら凶の御神籤引ゐて下向く
8
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