片井俊二のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
焼跡に残る木琴傷も無く母手作りのケースの守り
16
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ほの香
やはらかなレトロな喫茶の照明にふたりの距離も許される宵
16
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みなま
大空に 野原の草に ふれるとき じぶんの中の 子どもにあえる
22
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斑鳩入鹿
気が付けば野原を駆ける少女ありあれは幼き我が姿なり
4
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水ノ衣
夜空には微かに光りし星が有り月も出でてはそっと隠れし
19
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詠み人知らず
花柄と青い傘咲く庭先は夫婦仲良く寄り添うようで
15
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へし切
言の葉にこころ宿れば穏やかに人を想ひて歌を詠みたき
53
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ほの香
聲荒ぐことなきゆゑに待つことの滲む苦澁の五月雨のおと
11
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ふきのとう
梅雨入りの兆しのなかで紫陽花の葉陰に見えるきみどりの花
15
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もなca
眠れずに寝返りうてば窓のそと雨降る音はひときわ高し
14
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真夏
街の灯を 夜雨静かに 消して行き たった一輪 藻の花が咲く
8
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花撫
虚しさをうまく希望に変えながら 歩きつづける巡りつづける
9
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灰色猫
もうだめな時この風船割ってください夏の潮風満ちているから
13
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詠み人知らず
母の言う「傘持ったかい」の口癖を曇り空にはふと思い出す
38
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すばる
この恋はまだ走り出してもいない 三十路の恋はストレッチから
20
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falcon
風光る朝を染むる朱の色の変わることなく人は老いゆく
7
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すばる
見上げればオレンジ色に染まる空 ほのかに灯る我が家の明かり
7
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水ノ衣
真新し手帖に作を溜めていき我が身の道を踏みしめており
16
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詠み人知らず
遅咲きの人生ですといいながら 咲かぬままでも 美しいもの
18
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南美帆
夏空の下駆け抜ける子ども達声援上げる赤白帽子
6
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