河のほとりのお気に入りの歌一覧
柊+
ひとむらの青いススキに迎えられ 古い駅舎を風と抜けゆく
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柊+
心象のかたわら流る山里の 川辺にふわり咲く合歓の花
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柊+
暮れ方の夏のさゆらぎ祭り日の 花火終われば淋しき鼻緒
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柊+
ずいぶんと若いあの日を思い出す 花たちばなの風が吹く日は
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波端
月さやかに格子の影を床に打ち囚はれびとの夜想曲奏づ
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波端
波の音遠く聞こゆる廢園に枇杷の木のあり花の咲きたる
10
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波端
獨り遠く去らば夕日訪ひ 白く蓮が形と見ゆ西の方
6
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波端
鷹の死に弓取り流す血は黑し ひと日冬薔薇咲くほとり訪ひ
11
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へし切
懸命に耳を澄まして聞いているだけど届かぬ言葉のちから
14
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へし切
恋ひこがれ通ふ夢路に咲きしより妹と吾が寝る常夏の花
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へし切
梅雨空は鬱気をさそひ楽しめぬ五輪の跡の惨禍を憂ふ
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へし切
老いぬれば暮るるひと日に喜びをいつかは来たるその日のために
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さいおん
夕映尓 来益吾妹 足引乃 生駒乃山波 不遠勿國
6
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さいおん
夕去者 生駒乃山尓 入日差 早往吾波 妹之目欲
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さいおん
白髪為 吾子乎孫可戸 云者波 吾乃父因 兄人之翁
11
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さいおん
久方乃 朝尓聴 細雨尓 公名凝 偲鶴鴨
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あぶく
錆びついた手摺りにもたれ六月の空をみているベランダの鯉
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あぶく
半袖を着れば露わになる腕の消えない枷をやり過ごす夏
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あぶく
野良猫がアジトにしてるこの道のだれかが置いた紙皿に雨
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あぶく
綾波をするりと崩す水筋に姿の見えぬ魚をみてる
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