詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
暖かな南に続くレールには光が跳ねて未来を辿る
8
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横井 信
路地裏の子猫も今日は満月の空を見上げて夜道を歩く
17
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滝川昌之
一本の指でたたいた鍵盤の音間に聴くきみの溜め息
22
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ひよこ豆
落葉がクモ張る糸に捕らわれて風の吹くたび廻り続ける
19
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ひよこ豆
雨降る夜 濡れた路面の輝きにしるべ隠され焦るハンドル
20
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石川順一
葉の蜘蛛はハンター口だけ動かして時折向きを少しだけ変え
16
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石川順一
川の中センダングサが生えて居る沿線の土や森の中にも
12
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コタロー
名も知らぬ樹々にたわわの果實熟れ眞下に落ちた果實は腐る
3
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コタロー
朝ぼらけ野良猫一疋現れて車の下へ己が身隱す
5
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コタロー
朝燒けに池の水面は照らされし鳰は頭を突つ込み潛る
5
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ひよこ豆
見上げれば木漏れ日の中ゆうらりと気持ち良さげに溢れる枯れ葉
14
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ひよこ豆
帰宅して暗い庭先その上のおぼろに光る月に癒され
14
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へし切
肝いりと掛け声ばかりの政策のこころ無ければ生かされもせず
17
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KEN
羽もかすれ 土へと還る こおろぎに こすもすの影 みほとけのやう
15
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KEN
息絶えた ことり手のひら あきの朝 ちひさな翼 ちひさな瞳
11
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KEN
からまつの こぬれに昇る つくよみの 明かりにぬれて 襟たてる道
15
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滝川昌之
長く伸び付いて離れる帰り道つないだ影は君の温もり
20
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滝川昌之
集団で踵を返す椋鳥の逸れたドジを入日が笑う
23
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滝川昌之
澄んだ分 秋の花火はクリアーに開き散りぎわせつなさ深し
23
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石川順一
モンキチョウここにはお前の好む葉は無いのだ去れよバラは四季咲き
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