横井 信のお気に入りの歌一覧
灰色猫
大漁の旗を掲ぐる釣り船の死に抗へる美味なる魚
11
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灰色猫
窓を見ば結いたる露のそれぞれに朝の陽ざしは別れ告げたり
10
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灰色猫
孤独さに凍えにけるは恥じらはず人に恋せば花にもなれむ
9
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灰色猫
仄明がる雪に埋もるる秋の葉は春を支ふる土と眠らむ
17
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KEN
釧つく 人の手節の 凍え舞ふ 辛夷の冬芽 雪の止む朝
7
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Chico
宥めつつ飼ひ慣らしきし燠火へと燒ぶことばをば思ふやも 君
16
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あかつき
麦藁の鞄の底にひと夏の証となりぬ白い貝殻
6
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あかつき
空っぽのからだから涙も枯れた物に溢れたひとりの部屋で
3
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千映2
羽子板や野球盤届けたサンタさんバタークリームのケーキだったね
6
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千映2
知らぬ間にひとひらの葉も付けてない庭の自然の淘汰感じる
5
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千映2
湯たんぽは「わたしいらない」我を通す老婆でないと最期のアピール
4
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草木藍
湯たんぽのぬくもり優し心溶く母の思い出深き眠りに
6
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トウジさん
山辺には住み飽きためり昨日今日寄居虫は生まれ郷海に帰す
5
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夕夏
ひえこみしよるのまちなみかがやけるつめたいひかりてらすひとかげ
6
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千野鶴子
すいません読みたい本が出来たので今日のデートはお休みします
5
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詠み人知らず
見捨てられ 家族はいないと 自負をして 一人で歩む 根腐れ草だ
3
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滝川昌之
海面は気圧で上下に微動する「西高東低」浮く相模灘
17
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うすべに
風寒く刈田ふちどる草もみじ 巽へなびく雲を見送る
12
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ななかまど
堂塔の千年の息しずかなり奈良の都の秋の夕ぐれ
23
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音弥
羽化までの春をただ待つ物陰の蛹は強く冬を耐えぬく
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