詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
コタロー
草むらの蟲の音聞ゆ中程に空へと直ぐに向日葵咲きぬ
6
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滝川昌之
清掃の済んだプールの塩素臭 底一面で映す夏雲
21
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横井 信
樟脳の優しく香る引き出しの返す力に祖母の思い出
23
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恣翁
青芒 引き止めむと 我が袖に絡めや 霧に踏み惑ひぬる
19
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林林
この家の空気を吸って育つから家族も窓辺の鉢植えたちも
27
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詠み人知らず
らみみみーふぁみみれどしと蒼穹逝かば 何故か初恋蘇り来て
8
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詠み人知らず
小糠雨ただ蕭然と野に満ちて やがて皐月の闇に融け逝く
10
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詠み人知らず
吹く風に裏見葛の葉白狐 皐月の幻夢か小糠雨降る
11
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KEN
ぽつぽつとさみだれに増す街の燈に火の神生みし伊邪那美重ね
8
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KEN
雨露にうちしめりたる山法師淡雪色に細道を染め
16
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灰色猫
鬼芥子の赤から赤へ渡りゆく初夏を旅する青条揚羽
30
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煩悩
俗世間を捨て海王星に居を移した仙人の白い眉毛と破顔
6
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へし切
つれづれと降りくらしては鬱々とこころの空もえも晴れやらず
18
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石川順一
玄関の鍵が何度も開いて居るチェック忘れを憂えて居るなり
10
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石川順一
蚊だらけの庭に咲く花枯れて行く次はユリ咲くペチュニア今咲く
11
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石川順一
稲荷寿司タマネギスープのある日かなアベリアが咲くそれは現在
8
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詠み人知らず
眠たくて ほんのちょっとと目を瞑る 指されて見ればタオル地の跡
14
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夢士
遠出してワイパーふるに水しぶき戻りて里の庭に水撒く
10
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煩悩
来客用座布団に正座して海を渡れよコロンブス渡米記
5
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詠み人知らず
幾重にも人が縁は絡み合い 解けぬ糸を今日も手繰りて
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