詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
秋日好
声楽のセンセは歌の唄えない子どもの気持ちが欠片も見えず
12
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秋日好
陰干しの河豚の風味が口にする幸せ似合わぬ証のように
17
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幸子
新聞と画集を行きつ戻りつし世界をこの手に握る土曜日
20
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へし切
秋暮れてうらさびしきは独り寝のわび住む宿の葛の裏風
26
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横井 信
穏やかに草木を照らす陽射し浴び旅に憧れ歩く夕暮れ
14
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石川順一
夜の雨朝には止みて鳩が鳴く土やヴェランダ乾き始める
15
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滝川昌之
倒れたくなければ漕ぐしかないペダル日々の暮らしは車輪に同じ
31
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KEN
降りしきる もちづきの雨 かへるでを こがねに染めて よわに沈めて
15
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KEN
茶の花と 凍えを凌ぐ 蟲影に つくよみ潤む 夜半の山里
17
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KEN
いざよひは ひとよひとよに ひとみなく 思ひ解く人 月落つるまで
16
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恣翁
蟋蟀の 鳴き弱りつる声聞けば 夜寒身に沁み 哀しかるらむ
21
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恣翁
皺ばめる 寂びし額は 経りし日を刻みて 秋の陽こそ浴びけれ
22
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へし切
季節ごとに八千草にほふ武蔵野の秋は紅葉に色付きにけり
23
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石川順一
遠州のみそまん食べてひるがののミルクプリンを食べて居るかな
12
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へし切
うらぶれて物思ひおれば雁が音の鳴くなるそらに秋風ぞ吹く
24
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横井 信
いくつものレールを上手く乗り継いで異なる未来目指す少年
14
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ひよこ豆
細枝に熟れた柿の実ずっしりとバランス保ちその時を待つ
23
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夢士
昇りゆく満月追ひて秋の宵逝く人偲び手酌酒飲む
18
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灰色猫
鼻血吹く亀仙人の甲羅には友の手紙が隠されてある
24
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石川順一
砂山は徐々に壊され閉山す鉄棒の前に大地に戻る
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